中学生の皆さんの疑問に答えます!
Q:運動部に入っているため、絵をきちんと習っていません。
他の学校の人たちはどのくらい絵が描けるのか、合格してもついていけるのか不安です。
一番大切なのは、やる気を持って最後まで真摯に取り組むことです。最初は自信が持てず、迷うこともあると思いますが、同級生と一緒に練習すれば、ともに切磋琢磨し成長していきます。
Q:「美術じゃどうせ食べていけないよ」と親から言われました。
芸術系の学校を卒業したら、どんな仕事に就けるんでしょうか?
美術と職業が結びつきづらいイメージがありますが、デザイナーをはじめ、カメラマン、映像クリエイター、漫画家、学芸員など様々なクリエイティブな仕事に就くことができます。普段私たちがよく目にする、本、文房具、ホームページ、洋服、看板など、日常にあるものは全てデザイナーたちの手によってデザインされていると言っていいほど必要とされている職業です。
参考に、多くの芸術コースの卒業生が実際に就いている職種を下にご紹介します。「好き」を仕事にする楽しさをぜひ感じてください。
Q:高校入試の時に実技試験があると聞いたんですが、どんなことをするのですか?
過去の実技試験では、手と立方体による、鉛筆デッサンと色彩表現のテスト(90分)を行いました。受験時の評価は、実技試験だけでなく、筆記試験と調査書も含めた総合評価になるので、本来の受験対策もしっかり勉強してください。
Q:芸術コースの授業と、普通科の選択授業で学ぶ芸術分野の授業の違いはなんですか?
芸術コースでは、普通科の選択授業に比べて、より専門的な芸術分野の授業を受けることができます。
そのため、授業時間も下記の通り違いがあります。
普通科:週2時間
芸術コース: 週4〜8時間※
(※1年生:4時間、2年生:6時間、3年生:8時間の芸術分野の専門授業)
Q:芸術コースの生徒は、入部する部活が決まっていると聞きましたが、本当ですか?
はい。芸術コースに入学すると、原則的には美術専攻は美術部に入部します。
授業と部活動を連動させることで、さらなる上達を目指します。
Q:芸術コースでは、卒業後にどんな進路があるんですか?
美術専攻では、約9割の生徒が美術・デザイン系の大学・短大・専門学校に進学しています。
美術系進学者のほとんどがデザイン系ですが、数名ずつファインアート・芸術学・映像・アニメーション・ジュエリー・ファッション系等に進学しています。
Q:芸術コースには、女子が多いと聞きました。男子はいるのでしょうか?
数名男子がいる年もありますが、女子の割合の方がかなり多いです。
でも、目指しているものが同じなので、男子も女子も関係なく、みんな仲が良いですよ。
Q:芸術コースの先輩と後輩は仲がいいと聞きましたが、本当ですか?
はい。部活や発表会などの行事で、学年の垣根を越えて協力する機会が多く、自然と先輩・後輩の仲が深まっていきます。
作品に取り組む姿勢を見ることができたり、制作のアドバイスももらえるので、先輩から学べることはたくさんあると思います。
また、芸術コース卒業生によって設立された、芸術コースOGB会とは、毎年展覧会を合同で開催しています。
デザイナーをはじめ、アニメーターやキュレーターなど美術系の仕事に就いている卒業生から、進学や就職のアドバイスを受けることができます。